コエンザイムQ10_Woman

コエンザイムQ10の経口ついて

http://www.wvared.com/などのサイトにもかいてある通り、コエンザイムは本来細胞の中で作られる物質です。
何も口からとる必要はないと感じますが、老化とともに減るため老化防止に摂取した方がよいというのが、広告の謳い文句です。
細胞内のミトコンドリア内でのエネルギー産出に関わる重要な物質であるが、脂溶性の抗酸化物質としての働きがあります。
細胞内でのエネルギー産生時に生じるフリーラジカルが細胞内のDNAや様々な物質を酸化させ傷害することが老化の原因ではないかと考えられています。
したがって、抗酸化物質を経口摂取することでこの酸化をおさえ、老化を防止しようというわけです。
抗酸化物質としてはビタミンEが有名ですが、体内で合成することができないという点が異なります。
そのため、一般に欠乏することはなく食事からとる必要もありません。

ところが、コエンザイムQ10のサプリメントの広告では、老化とともにコエンザイムQ10が減少するから、サプリメントで補給すべきだと訴えています。
あるいは、抗酸化物質として摂取すれば老化が防げるかのようにいっています。
老化とともに減少することを報告した論文まで紹介しています。
利用する理由として、細胞中のコエンザイムQ10が加齢とともに減少したという研究論文です。


細胞内のエネルギー産出に重要な役割を果たしているので、それが減少すれば細胞内代謝に悪影響が及びます。
加齢とともに減少するのであれば、摂取して増やすべきだというのが宣伝文句です。
臓器内の含まれている量を年齢で比較した論文をよく読むと高齢者において、心臓、肺、脾臓などでは、確かに濃度が減少しているのだが、肝臓や腎臓ではそれほど低下していないことがわかります。
つまり、加齢とともに全ての臓器で低下するわけではなさそうです。
他のビタミンやミネラルなどの必須の栄養素は食事からしか補給できないです。
それに対して、自分の細胞内で作ることができるため、食品から取る必要はないです。
必須のビタミンやミネラルの場合、経口摂取した際にそれらが効果的に吸収され、必要な臓器に必要な量だけ供給できるようなシステムが体内に備わっているはずです。
しかし、体内で合成しているのでそのようなシステムは必要ないです。
人が経口摂取した際の代謝や分布に関するデータは見つかっていないです。
唯一見つけた動物実験の論文によると、経口感染したものは血漿中と肝臓しか分布していないです。
つまり不足したからといって、摂取したところで必要とする臓器に選ばれる保証はないのです。